カメムシはどのような食性を持ち、何を食べて生きているのか気になる人は多いはず。
果樹や農作物に被害を及ぼすこともあるため、正しい知識を持つことは重要だ。
カメムシの好む食べ物や餌なしの状態での寿命、さらに天敵や駆除方法について詳しく解説する。カメムシを食べる国があるのかも気になるところだろう。
カメムシが寄ってくる原因や、どのような対策で寄せ付けないようにするかも紹介するので、最後まで読んでほしい。
- カメムシが好む食べ物や食性の種類
- カメムシを食べる国があるのか
- カメムシの寿命や餌なしの生存期間
- カメムシの駆除方法や寄せ付けない対策
カメムシは何を食べる?その食性を解説

カメムシが好きな食べ物は?
カメムシは吸汁性の昆虫で、植物の汁を好んで摂取します。特に果実やナッツ、球果(針葉樹の実)を餌とする種類が多く、食性に幅があります。例えば、スギやヒノキなどの針葉樹の球果は、一部のカメムシにとって重要な栄養源となります。また、ミカン、モモ、カキ、リンゴなどの果物を好む種類も多く、農作物への被害の一因となることがあります。さらに、落花生のようなナッツ類も吸汁の対象となることがあり、特定の作物の収穫に影響を及ぼすことが知られています。
一方で、カメムシの種類によっては広食性を持つものもおり、植物の茎や葉、種子なども食べることがあります。これにより、農作物や園芸植物の生育に悪影響を及ぼすことが懸念されます。また、特定のカメムシは他の昆虫を捕食する肉食性を持つため、単なる植物食昆虫とは異なる生態を持つこともあります。
このように、カメムシの食性は種類によって異なるものの、果物や球果、ナッツなどが一般的に好まれる傾向にあります。農作物への被害を防ぐためには、カメムシが好む植物を把握し、適切な防除対策を講じることが重要です。
カメムシ 何食べて生きてる?
カメムシは基本的に植物の汁を吸って生きています。ストローのような口を持ち、それを植物の表面に突き刺して内部の汁を吸い取るという独特の摂食方法をとります。これにより、果実や葉、新芽の成長に影響を及ぼし、時には奇形化や腐敗を引き起こすこともあります。
カメムシが好む具体的な餌としては、スギやヒノキなどの針葉樹の球果、ミカンやモモ、カキ、リンゴなどの果物、落花生などのナッツ類が挙げられます。特に果実類は柔らかく水分が多いため、カメムシにとって格好の餌となります。このため、果樹農家ではカメムシ被害が大きな問題となることがあります。
また、カメムシの中には他の昆虫を捕食する種類も存在します。これらは肉食性のカメムシであり、主に小さな昆虫の体液を吸って栄養を得ています。通常の植物食カメムシとは異なり、獲物を捕らえるための行動が観察されることがあります。
このように、カメムシの食性は種類によって異なりますが、基本的には植物の汁を吸って生きていることが一般的です。農作物への被害を防ぐためには、カメムシが吸汁する対象となる植物を特定し、適切な防除方法を施すことが重要になります。
カメムシ 食べる国はある?
カメムシを食用としている国は少ないものの、一部の地域では昆虫食の文化の一環としてカメムシが食べられることがあります。特に東南アジアなどの昆虫食文化が根付いている地域では、カメムシを含む様々な昆虫が食材として利用されている例があります。
例えば、タイやカンボジアでは、昆虫が一般的な食品として扱われており、コオロギやイナゴと並んでカメムシが食用として提供されることがあります。カメムシの種類によっては特有の風味があるため、調理方法によっては珍味として楽しまれることもあるようです。また、一部の地域ではカメムシの分泌液に含まれる香り成分がスパイスとして利用されることがあるとも言われています。
ただし、カメムシは防御機能として強い悪臭を放つため、一般的な食材としては扱われにくいのが現状です。そのため、昆虫食が広く普及している国でも、カメムシは特別な調理法を施さなければ食べられないことがほとんどです。
このように、カメムシを食べる文化は世界的に見てもごく一部の地域に限られています。一般的には害虫として認識されることが多く、食材として利用されることは非常に稀であると言えるでしょう。
カメムシの天敵は?捕食する生き物
カメムシはさまざまな生き物に捕食される存在です。特に、肉食性の昆虫や鳥類がカメムシを狙うことが多く、彼らの生態系において重要な役割を果たしています。
例えば、カマキリはカメムシの代表的な天敵の一つです。鋭い前脚で素早くカメムシを捕獲し、強力な顎で体液を吸います。カマキリは動きが俊敏なため、カメムシが逃げる間もなく捕食してしまうことがよくあります。また、クモもカメムシを捕らえる生き物の一つです。特に、巣を張る種類のクモはカメムシが誤って網にかかると、そのまま捕食してしまうことが多いです。
鳥類の中でも、スズメやムクドリといった小型の鳥はカメムシを餌として食べることがあります。これらの鳥は農地や庭先などに生息しており、カメムシが増える季節には積極的に捕食することで害虫の繁殖を抑える役割を果たしています。一方で、卵寄生蜂という特殊な寄生蜂もカメムシの天敵の一種です。これらの蜂はカメムシの卵に寄生し、孵化する前に幼虫が卵内部で成長してしまうため、結果的にカメムシの個体数を減少させることにつながります。
このように、カメムシには複数の天敵が存在し、自然界のバランスを保つために彼らの増殖を抑える働きをしています。天敵をうまく利用した生物的防除も、カメムシ対策の一つとして考えられます。
カメムシは餌なしだと寿命はどのくらい?
カメムシは通常、植物の汁を吸って栄養を得る昆虫ですが、餌がない状態が続くと生存が難しくなります。特に、成虫のカメムシは活動するために一定の栄養を必要とするため、何も摂取しないと短期間で衰弱してしまいます。
一般的に、カメムシは餌なしの状態では数日から1週間程度で寿命を迎えることが多いとされています。ただし、環境条件によっては多少生存期間が異なります。例えば、気温が低い状態では代謝が落ちるため、より長く生きる可能性があります。一方で、温暖な環境では活動が活発になりエネルギー消費が早いため、餌なしではより早く命を落とす傾向があります。
また、カメムシは越冬時期には活発な吸汁活動を行わず、エネルギーを温存するために冬眠状態のようになることがあります。この場合、餌なしでも数週間から数ヶ月生存できることがありますが、活動期のカメムシとは異なる状態と考える必要があります。
このように、カメムシの寿命は餌の有無によって大きく左右されます。農作物を守るためにカメムシ対策を行う際には、天敵の活用や環境整備によって餌となる植物を減らし、自然な防除を試みることも一つの方法です。
カメムシの寿命はどのくらい?
カメムシの寿命は種類や生息環境によって異なりますが、一般的に数ヶ月から半年程度と言われています。特に、春から秋にかけて活動する種類は冬が来る前に寿命を迎えることが多いですが、越冬する種類のカメムシは寒い季節を乗り越えて翌年まで生存することがあります。
例えば、夏に孵化したカメムシは、秋に成虫となって越冬し、翌春に繁殖活動を行うことがあります。この場合、幼虫から成虫になるまでの期間を含めると、最大で1年ほど生きる可能性があると言えます。一方で、温暖な地域に生息するカメムシは成長サイクルが短いため、比較的早く寿命を迎える傾向があります。
カメムシの寿命は食べるものや生息環境によっても影響を受けます。例えば、餌となる植物が豊富にある場所では寿命が長くなることがありますが、食糧不足の環境では生存期間が短くなる可能性があります。また、天敵の存在や気候条件によっても寿命が変動するため、個体ごとに異なる生存期間を持つと言えます。
このように、カメムシの寿命は数ヶ月から1年程度と考えられます。生態を理解することで、農作物への被害を減らすための適切な防除方法を選択することができるでしょう。
カメムシは何を食べる?駆除方法も紹介

カメムシは何に弱いですか?
カメムシは特定の環境や物質に対して弱い性質を持っています。特に苦手とされるものの一つがミント系の香りです。ハッカ油やミントの香りには忌避効果があり、カメムシはこれらの匂いを嫌がる傾向があります。そのため、市販の忌避剤にもミントの成分が含まれていることが多く、カメムシ対策に効果的です。ハッカ油をスプレーとして使用することで、カメムシを近寄らせない効果が期待できます。
また、カメムシは高温環境に弱いという特徴もあります。一般的に暖かい場所を好みますが、極端な高温にさらされると生存が困難になります。この特性を利用し、冷却スプレーなどを用いると即座に駆除できる場合があります。冷却スプレーは瞬間的にカメムシの神経を麻痺させ、悪臭を発する前に退治できるため、対策の一つとして活用できます。
さらに、カメムシは水や湿度の高い環境を好まない傾向があります。乾燥した場所では活動が鈍くなり、繁殖のリスクが低くなります。そのため、家の周りの湿気を抑えたり、換気をこまめに行うことでカメムシの発生を予防できます。庭やベランダに水が溜まらないようにし、植物の管理を適切に行うことも重要です。
このように、カメムシはミント系の香り、高温環境、乾燥した空気に弱いという特徴を持っています。これらの特性を利用して、カメムシの侵入や発生を抑えることが可能です。
カメムシが寄ってくる原因とは?
カメムシが寄ってくる主な原因は温暖な気候と越冬場所の確保にあります。特に秋の季節になると、カメムシは冬を越すための場所を探し始めます。その際、温かく風の影響を受けにくい家屋の壁やベランダ、室内の隙間に入り込もうとします。このため、秋になるとカメムシの侵入が増加する傾向があります。
また、カメムシは白い色に引き寄せられる習性があります。洗濯物にカメムシが付きやすい理由の一つがこの特性です。シーツやタオル、白いシャツなどが外に干されていると、カメムシが集まってしまうことがあります。これは視覚的な理由によるもので、カメムシが白い対象物を目印にして行動している可能性があるとされています。
さらに、植物の種類もカメムシが寄ってくる要因となります。スギやヒノキの球果、ミカンやカキ、ピーマンなどの野菜類はカメムシが好む食材であり、これらがある環境ではカメムシの発生率が高くなることがあります。庭や畑にこれらの植物が植えられていると、カメムシが集まってくる可能性が高まります。
このように、温暖な気候、白い色、好む植物の存在がカメムシを引き寄せる主な原因となっています。これらのポイントを理解し、発生を抑える対策を講じることが大切です。
カメムシを寄せ付けないための対策
カメムシを寄せ付けないためには、いくつかの予防策を講じることが効果的です。まず、ミント系の香りを活用することが有効な手段の一つです。ハッカ油をスプレーにして窓やベランダに噴霧することで、カメムシの侵入を防ぐことができます。また、ハーブ系の植物(ミントやバジルなど)を庭やベランダに植えることで、カメムシを遠ざけることが期待できます。
次に、洗濯物への付着を防ぐ方法を取り入れることも重要です。カメムシは白い色に集まりやすいため、干す場所を工夫することで被害を抑えられます。例えば、屋内干しやカメムシの発生しやすい季節(特に秋)は風通しの良い場所で洗濯物を干すことで、カメムシの付着を防ぐことができます。
さらに、家屋の隙間を埋めることでカメムシの侵入を予防できます。カメムシは狭い隙間を通って室内へ侵入することがあるため、窓のサッシや換気口の隙間を塞ぐことが重要です。隙間テープや防虫ネットを活用し、外からの侵入経路を遮断することで、屋内での発生を減らすことができます。
最後に、カメムシの発生源を減らすことも効果的です。庭やベランダにあるスギやヒノキの球果、ミカンやカキの果樹などを適切に管理し、カメムシが寄りつく環境を減らすことで発生を抑えられます。また、定期的な除草や清掃を行うことで、カメムシの繁殖を防ぐことができます。
これらの対策を組み合わせることで、カメムシを効果的に寄せ付けないようにすることが可能です。環境に応じた予防策を実施し、不快害虫の被害を減らしましょう。
カメムシの匂いの例えは?
カメムシの匂いは非常に独特で、人によって感じ方が異なります。しかし、多くの人が共通して不快に感じる臭いであることは間違いありません。カメムシの分泌液にはヘキセナールやデセナールといったアルデヒド類が含まれており、この成分が強烈な刺激臭を放ちます。
この匂いを例えると、腐った野菜のような臭いや焦げたゴムのような臭いという表現が使われることがあります。また、パクチー(コリアンダー)の香りに似ているとも言われることがあり、一部の人には刺激的な香りに感じられる場合もあります。ただし、パクチー好きの人でもカメムシの臭いは受け入れがたいほど強烈であることがほとんどです。
さらに、一部のカメムシの種類は青りんごのような香りを持つと言われることもあります。例えば、キバラヘリカメムシやオオクモヘリカメムシは甘い香りを放つことがあり、一般的な悪臭とは異なるタイプの匂いを持っています。しかしながら、これも個人の嗅覚によって感じ方が変わるため、万人にとって快適な香りとは言えません。
このように、カメムシの匂いは一概にひとつのものに例えられるわけではなく、臭いの強さや種類によって異なる表現が使われます。ただし、ほとんどのカメムシは強烈な刺激臭を持っており、人間にとっては不快なものとして知られています。
カメムシ 茶色の種類は臭くない?
カメムシの中には茶色い体色を持つ種類が多数存在しますが、必ずしもすべての茶色いカメムシが悪臭を放つわけではありません。種類によって匂いの強さや成分が異なるため、中には比較的臭いが少ないカメムシも存在します。
例えば、スコットカメムシは茶色系の体色を持つカメムシの一種ですが、クサギカメムシほど強い悪臭を放つことはありません。また、キンカメムシ科の一部のカメムシは茶色ではなく金属光沢のある色を持つことがあり、これらは比較的臭いが少ない種類として知られています。キンカメムシの中には強い臭いを持つものもありますが、一般的なカメムシに比べて匂いの不快度は低めです。
一方で、マルカメムシのような小型の茶色いカメムシは、集団で発生すると悪臭が強くなることがあります。個体単体ではそれほど臭くなくても、大量に集まることで匂いの強さが増し、不快害虫として認識されることが多いです。
このように、カメムシの体色が茶色いからといって必ずしも悪臭を持っているわけではなく、種類によって違いがあります。ただし、カメムシの防御本能による分泌液の臭いは、基本的に強烈なものが多いため、茶色かどうかに関わらず不快な匂いを持っている可能性があることを覚えておくと良いでしょう。
カメムシ 何 を 食べる?生態と食性の特徴
- カメムシは吸汁性の昆虫である
- スギやヒノキなどの針葉樹の球果を好む
- ミカン、モモ、カキ、リンゴなどの果物を吸汁する
- 落花生などのナッツ類も食べる
- 肉食性のカメムシは昆虫の体液を吸う
- ストロー状の口を植物に刺して栄養を摂取する
- カメムシの食性は種類によって異なる
- 東南アジアではカメムシが食材として利用されることがある
- 越冬のために秋に移動し、屋内に侵入することがある
- ミント系の香りを嫌い、忌避剤として活用される
- 高温環境に弱く、冷却スプレーで退治しやすい
- クモやカマキリ、鳥類などがカメムシの天敵である
- 餌なしの状態では数日から1週間程度しか生きられない
- 寿命は種類によるが、一般的に数ヶ月から1年ほどである
- 一部のカメムシは青りんごのような香りを持つが、多くは悪臭を放つ



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